大柏餅(だいはくもち)のおはなし

5/5「端午の節句」の供物として良く用いられる「柏餅」。
大黒屋で1年通じて販売している「信州 大柏餅(だいはくもち)」は店長のお父様が福島で営業されている「菓匠 梅月」の名物商品、1日1000個も作られる「柏餅」から味と想いを継いだお菓子です。

主な特徴は、
①上新粉ではなく米と餅米を半々につかった生粉を使うこと
②蕎麦のつなぎにも使われる「オヤマボクチ(通称:ヤマゴボウ)」という山菜の葉をつなぎに使うこと。オヤマボクチは餅に練り込むと、もちもちとした食感が増すだけでなく食物繊維がとても多いお腹に優しいお菓子になります。

信州 大柏餅
(店頭販売のみ)

オヤマボクチの繊維を
取り出すため、煮込んでいます

長野県小谷村で店長自ら採ったオヤマボクチとヨモギを練り込んだ生地は、店の職人が毎日朝早くからすべて手作りしています。
小豆の風味を活かして炊いたたつぶあんを餅でくるみ、ふっくら蒸しあがった「大柏餅」が並ぶ様子
はまるで緑色の宝石のよう。

餅とあんを準備し、
包む作業をしています

毎朝、ひとつずつ丁寧に
あんを包んでいます

特におすすめは、朝一開店してすぐお手に取っていただくこと。蒸し上がって間もない「大柏餅」は朝一でリピーターのお客さまがまとめ買いされることもあり、素朴な味の餅と優しいあんは食べごたえばっちり。

生粉を使っているため、冷めると少し固くなってしまう「大柏餅」。
どうしてもすぐ食べるのが難しい場合は、改めてご自宅でふかして頂くか、霧吹きで軽く湿らせてレンジにかけて柔らかくしてから食べるのがおすすめです。
ぜひ、大黒屋の「信州 大柏餅」をおいしくお楽しみください。

きれいに丸く作った餅を
このあと蒸し上げていきます

蒸し上がって鮮やかな大柏餅
柏の葉で巻いて完成です