大黒屋カフェについて

大黒屋カフェについて。

お菓子屋ならではのデザートや軽食、ネルドリップで丁寧にいれる「ブラジルヨシマツ」のコーヒー、厳選した茶葉を使用した紅茶など、小さいけれど、上質な時間を楽しめるカフェを目指しています。

どうぞゆったりとした時間をお過ごしください。

狭い店内ではありますが、ゆっくりくつろいでいただけるよう居心地のいい椅子を選びました。

カウンター側には本棚を作り、絵本や文庫本、お菓子の本など手に取ってお楽しみいただけるようになっています。

 

 

入店時のお願いとご案内。

◎入店の際は発熱や咳など異常が認められる場合は、店内飲食をお断りさせていただくこともございます

◎カフェのご来店は小学生以上の方とさせていただきます
※尚、小学生以上のお子様でも静かにご利用できない場合はお断りさせていただく場合もございます。狭い空間のカフェです。どうかご理解の程よろしくお願いいたします。

◎カフェをお待ちになるお客様は、外のベンチまたはお車でお待ちいただきますようご案内申し上げます

ご予約について

ご予約は 午前中(9:30〜12:00)の入店のみにさせていただいております。ご了承ください。

営業時間について

カフェの営業時間は、9:30〜16:30(ラストオーダー16:00)になっております。

※時間厳守で閉店させていただきますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
※ショップが混雑している場合、閉店時間を早めることがございますのでご了承くださいませ。

☕️大黒屋カフェが お客様にとってゆっくりとおくつろぎいただける 楽しい時間(とき)になりましたら幸いです。

 

≫カフェメニューはこちら

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自家製パン

喫茶コーナーでも使用しているパンは、 お菓子屋として厳選した基本食材をふんだんに使った自家製パンです。焼き立て、ふわふわの自家製パンをぜひお楽しみください。

販売日(每週土曜日)
1.5斤 ¥540

 

~蔵の再生~ 福島県須賀川市にて

平成18年〜23年3月11日まで

福島県須賀川市での店舗改装時に倉庫として眠っていた蔵を店のリニューアルに併せてcafeに改装し、営業していたカフェです。

強い存在感の梁、天井の低さをcafeの個性として生かすためシックなトーンの色で統一し、建築的な演出や家具等でモダンなイメージの空間を目指しました。

店舗の横に水を流し、水の音を聞きながら奥のカフェを目指して歩く通路は、本当に素敵でした。その当時の写真を何点かお見せします。

 

 

 

世界遺産の町から〜ジアマンチーナヨシマツ

生産者紹介

吉松さん親子

吉松早苗さんは1946年5月22日、山口県熊毛町(現周南市)に7人兄弟の末っ子として生まれました。

1965年12月にブラジルに渡るまで、日立電車で溶接工として働いていました。当時の日本の海外移住計画のなかにブラジルも含まれており、この中のコチア農業組合が提案する「コチア青年」というプロジェクトに参加し、夢を抱いてブラジルに渡ります。

まずカストロという入植地でジャガイモ栽培をし、雇農として生計を立てていましたが、さらなる飛躍のため1971年パラナ州マリンガに行きます。

ここでは農場経営者となり、はじめて自分の農場を持ちます。さらに飛躍するため、1974年に家族とともにミナス州ジアマンチーナで新たな挑戦を始めます。

ジアマンチーナはポルトガル語で「ダイヤモンド」を意味する通り、昔から金やダイヤモンドの産地で、あまり農業には適さない土地です。町から少し離れたところで、野菜作りを始めました。野菜栽培は順調にすすみ、さらに夢だった「コーヒー栽培」を行いたいと考えます。ところがこの地域は国によりコーヒーの栽培には適さないとされており、コーヒー栽培に欠かせない国の融資が受けられません。

それでもどうしてもコーヒーを作りたいという一念で、1978年すべて自費で6000本のコーヒーを植えます。本来なら国の融資を受け、トラクターなどの機械を揃えてから行うのが普通ですが、吉松さんはすべて手作業で行いました。このような危険を冒しながら、「コーヒーなどできない土地」「国も見放した土地」といわれた場所で、1980年に最初の収穫を迎えます。これが高品質だったことには非常に感動しました。その後、国もこの土地をコーヒー栽培適合地として認め、農場は順調に拡大していきます。

長男リカルドさんは西村農業学校で最新式の農業を学び(ここであの下坂さんの長男・優さんと同級生に)、今の農場経営の礎を築きます。リカルドさんは、農業経営にいろいろな改善点を加え、コーヒー栽培に欠かせない灌漑設備や乾燥機、倉庫、収穫機などを充実させます。特に今は環境保護を目的にした、自然を大事にする農業に取り組んでいます。

常にチャレンジし続ける吉松さん、それを受け継ぐ子供たち。今までコーヒーがとれないとされてきたジアマンチーナで、吉松さんの農場では80ヘクタール以上もの農地でコーヒーを栽培しています。

大黒屋は2016年よりヨシマツ珈琲を使用

吉松農場にて 吉松早苗さんと下坂匡さん

20年近くお世話になってきたシモサカ珈琲は生産終了のためもう飲むことができません。

この20年間に下坂さんは日本に来ると当店にも足を運んでくださりブラジルに渡った時の苦労話やご家族のこと、珈琲ができるまでの様々な知識・品種・日本の珈琲事情など何も知らなかった私たちに色々な事を教えてくださいました。

下坂さんとの出会いがあったからカフェを始めるきっかけになり、また夏期に生産する珈琲ゼリーも生まれました。これからも感謝の気持ちは変わりません。そして今、下坂さんから紹介していただいたヨシマツ珈琲と出会い、またこのご縁を大切にしていきたいと思います。

ヨシマツ珈琲の特徴

雨が少ないということがナチュラルコーヒー収穫にとって非常に適しています。また鉱物資源が豊富なところ(農場内には水晶がごろごろ落ちています。)は味に与える影響もよく、浅煎り、中煎り、深煎り、どのポジションでも風味豊かな特徴のある味があります。

まだまだ知られていない「ジアマンチーナヨシマツ」ですが、
日本のみなさんに味わっていただけることを願って吉松さんと息子さんたちは日々丹精込めて作っています。